職業欄はエスパー | 羊雲

職業欄はエスパー

森 達也氏の著、『放送禁止歌』 に続きまして、『職業欄はエスパー』 も、羊姫に薦められて読んでみました。こちらもフジテレビの深夜番組NOFXで放送されたドキュメンタリーにまつわる小説となっていました。この放送は見ていなかったですね。そもそもNOFXって常に見ようと思って見る番組じゃなくて、深夜に寝れねぇな~って思っている時にテレビを付けると、やってる番組じゃないですか。でもちょっと見るとやっぱり面白いので見てしまう。そんな感じの番組ですよね。

さて、この小説の内容は、作者の森さんがドキュメンタリー番組を作る為に3人のエスパーに関わって、かけあし6年間の間の出来事がまとめられています。スプーン曲げの清田氏や、ダウジングの堤氏、UFOの秋山氏の3人と作者が織り成す物語です。

エスパーって言葉を聞くと何故かノスタルジックな気分になってしまいます。エスパー魔美とか20世紀的な匂いが脳裏に浮かびます。てれぽーてーしょーんってあの主題歌と、洞窟の中に閉じ込められる話を思い出してしまいます。

ちょっと話がずれてしまいましたが、超能力者というものに光をあてて、そこから何か見えてこないか?というのが、この本とノンフィクションの狙いです。どうも超能力とかの話をすると、「信じる」か「信じない」かっていう話をしないといけないみたいですが、私は別にどっちでもいいんじゃねぇの?という感じです。UFO見た人は見たんだろうし、背中の後ろに人が見える人は見えると思うのですよ。そういう意味で言えば、力を入れなくても簡単にスプーン曲げれる人もいると思うし…。

じゃあ信じるのか?って聞かれそうだけど、その質問というか定義ってあんまし意味が無いと思うんですよね。信じてるわけじゃなくて、そういう人もいるかな?っていうか、そう思ってるだけだから。

あとオカルトってテレビで見るとなんかものすごくウソっぽくない?というか逆に本で読むと妙に説得力があるというか。田口ランディの話とか、やっぱ本当なんだろうなぁって思ってしまう。まぁ、信じてはいませんけどね。