ヴィレッジ | 羊雲

ヴィレッジ

『ヴィレッジ』を見てみました。シックス・センスの監督作品という事で、結構怖いかなぁと羊姫とビビリながら見ていましたよ。昨今のホラー映画って、コマーシャルだけで十分うなされてしまうくらい怖いじゃないですか。そんな中、羊姫は大の怖がりなので、中々ホラー映画を見てくれないのですが、まぁ、ヴィレッジくらいだったら大丈夫でしょうという事で、借りてみました。

以下、感想、ネタバレを含みます。

実はあまり怖く無かったです。要所要所でビビらせるところは数箇所あるのですが、シックス・センス程、センセーショナルな怖さじゃないって言うか、そんな感じです。

主人公達の村は森の奥深くにありまして、自給自足で生活していますが、森には「語ってはならぬ物」、いわゆる怪物が住んでいまして、村人と怪物お互いに協定を作り不可侵の関係を保っていました。

で、最初は森の中から気配がしたり、咆哮が聞こえたりして、禍々しい感じを醸し出しているのですが、中盤普通にこの怪物が村を襲いに登場します。これがまたなんか引っぱるだけ引っぱって、普通に登場してくるので、なんか拍子抜けしたというか、「じゃあ、戦えよ」 みないなツッコミが入りそうでした。なんか CM だと見えなさそうじゃ無かったですか?敵って…。

で、まぁ、いろいろとありまして、町に薬を取りに行かないとならない状況になってしまうのですが、主人公の盲目の少女(?)が深い森を歩いてくわけなんですよ。「なんで?親父が行けよっ!」 と羊姫からするどいツッコミ。また、最初は村の男集が2人付いて行くのですが、途中でビビって帰ってしまいます。「男としてありえないっ!おかしいっ!」 とは、羊姫の談です。

悪口はそのくらいにして…、総合的な感想ですが、上品なロジックのお話を突きつけられた感じ?そんな感じですね。シックス・センスの時もロジックがあって、ネタというか、えーっと…、タネ明かしの妙技というかは、かなり冴えていました。そのあたりが、この話の楽しみ所なのかと思います。なんでっ?っていう見ている人の引き付け方と、その答えが上手くて良かったです。まぁ、上手すぎるので、というか、なんか上品過ぎて逆に腑に落ちない感じなのかもしれません。